メトロ写真教室

第57回メトロ写真教室 神田周辺

2025年10月26日 (日) 第57回メトロ写真教室を開催いたしました。
午前中はプロの写真家による講義を行い午後は撮影地の神田周辺にて撮影会を行った後、皆様が今までに撮影された作品の個評を行いました。
今回は神田周辺にて皆様が撮影された作品に写真家 中谷吉隆氏の講評を添えて掲載いたします。

総評 写真家 中谷 吉隆氏

第57回メトロ写真教室は、初心者向けの講座として、今回は犬を中心のペットを素敵に撮影するテクニックなどを主に行いました。午前中は、アマチュア写真家として活躍し、ご自分でも二匹の愛犬を飼っている、福岡育代さんをゲスト講師に招き、作品を投影して講義をしました。
午後からの撮影実習では、懸念されていた雨も上がり、安全・安心に注意を払い行われました。先ずは、御茶ノ水駅近くの神田川に架かる昌平橋周辺で、JR鉄橋の構造物や下流側では川に遊ぶ鳥たちの情景、上流側では正面に東京メトロの丸ノ内線の赤い車体が顔を見せる瞬間と、左右の上部を走るJRの車両を狙いました。その後、パブリックアートのある広場に行きました。幸運にも三匹の犬の散歩に出会い、飼い主に頼み撮らせていただきました。
そして神田やぶ蕎麦、六文そば、それに料亭や料理屋が点在する風情のある情景を被写体として、思い思いにアングルを求めシャッターを切りました。
参加者から提出された作品は、バラエティーに富んでいて素晴らしく、その中から一人一点を選び、講評を付けて発表します。

審査員の詳細はこちら
「イチョウ模様」

東 結希歩

審査員の個評

東京都の樹は銀杏。それが理由なのか、昌平橋の欄干は銀杏の葉のデザインです。パターン的な模様に遠近感を付けたアングルで切り取っています。上部の背景の白色が目立つので、川面を背景にすればより良くなります。

「紫の花」

伊東 瑞穂

審査員の個評

二階の壁面の銅板は、時間と共に緑青を吹き、目を引く建造物。一階のシャッターには樹木が描かれ、その絵に掛かる玄関先の木の花が、あたかも絵の木が咲かせた花に見え、目の錯覚を覚えさせるような楽しい作品です。

「カメラ目線」

宇野澤 暢子

審査員の個評

広場でのワン子たちの撮影会。種類の違うなかなかかわいい犬たちでした。取り囲む参加者のカメラに、それぞれ顔を向け応えてくれていました。手前のワンちゃんが、ちょうどカメラ目線になる、いい瞬間をキャッチしました。

「タイムカプセル開封式」

柏原 正夫

審査員の個評

道路に埋め込まれた円形のガラス窓を人々が取り囲んでいます。この中には歴史を物語る万世橋の遺構が据えられているのですが、この光景を「タイムカプセル開封式」と捉えたところが面白く、いい感覚でした。

「雨にも負けず」

佐々木 恵子

審査員の個評

朝からの雨も上がっての撮影実習でした。昌平橋のたもとに、こじんまりと樹木が生息していて、ちょうど葉が色づくころでした。雨上がりのしずくに目を止め、色づいた葉と緑の葉で画面構成をして、臨場感を捉えました。

「インバウンド需要」

西村 尚樹

審査員の個評

「神田やぶ蕎麦」前でのショット。都内の有名観光地だけではなく、今やスマホでの情報収集が外国人旅行者間で行われています。「エッこんなところにも」と驚くインバウンドに出会います。時代性を捉えた作品です。

「交差点」

早川 里菜

審査員の個評

カメラアングルの取り方が光る一枚です。国道17号線と外堀通りの405号線が交差し、その上にはJRの総武線の鉄橋が覆いかぶさっています。道路標識のオレンジと鉄橋のグリーンのコントラストも構図的に見事です。

「電車の集会場」

細川 紀子

審査員の個評

昌平橋から神田川の上流を望んでのショットです。正面に聖橋が見え、その下に東京メトロの丸ノ内線の赤い車両が顔を出します。その瞬間と左上を走るJR中央線の車両を、粘り強くものの見事に捉えました。集会場ですネ。

「下町の軒先」

峯村 浩二

審査員の個評

ここ神田周辺には、料亭や料理屋が点在していて、情緒ある情景をかもしだしています。ここもその一角で、入り口には楓の木があり、無機質な光景に生き生きとした緑の葉の色を添えています。観察力を生かしての一枚です。

「生活感」

柳田 くるみ

審査員の個評

古い家並みがある一角の「六文そば」に目をつけました。壁に掛けられたお品書きだけですと単に店の情景ですが、その前に洗濯干しの器具があり、ステンレスの台にはまな板風のものもあり、まさに生活感が漂っています。

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