2026年【第42回受賞作品】
電車内で、文化的な雰囲気と潤いを感じていただくため、「東京で感じるあなたの心」をテーマに詩を募集いたしました。ご応募いただいた作品の中から、優秀作品を電車内のポスターとして掲出(期間限定)するとともに、優秀作品及び入選作品※をご紹介いたします。
※入選作品は期間限定でのご紹介となります。予めご了承ください。
【審査員選考記】
審査員 詩人・エッセイスト 白石 公子 氏 しらいし こうこ
一期一会のやさしさ
2026年、新しい年を迎えるとともにここに「第42メトロ文学館」が開催される運びとなりました。今回は東京内外から全389編の応募総数がありました。たくさんの心に残る作品を応募して下さり、ありがとうございました。
みなさんの作品は、新たな気づきを与えてくれるもの、思わず深く頷いてしまうもの、新鮮な驚きをもたらしてくれるもの、目頭が熱くなるもの等など――毎度のことながら読み入り、しみじみと感じ入ってしまい、その選考にはかなりの時間を要しました。
私たちの日常において、言葉に残すべきことがまだまだこんなにたくさんある、と感心、感動せずにはいられませんでした。
この一瞬一瞬が、かけがいのないもの、刻一刻と変わっていく季節の移ろいなか、絶えず揺れ続ける今の心象風景など、書くべきこと、描かれるべきことが無尽蔵にある、と思うことはうれしいことでした。それは「メトロ文学館」の未知なる可能性であり、希望そのものだからです。
今回、印象的だったのは、〈好きな場所〉〈忘れられない風景〉、つまりは「わが心の風景」を持つことでその人生がより豊かになる、ということです。心が弱くなったとき、その風景と対峙することで慰められ、癒され、励まされることもあるでしょう。新たな一歩が踏み出せる、そんな「わが心の風景」がありましたらぜひともエピソードとともに「メトロ文学館」に詩作品をお寄せください。